ミニマルな暮らしの先にあるのは、家族との「今」

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シンプルライフ

「ねえ、今日どこ行く?」

ほんの数年前まで、休日の朝になると、

息子は夫に詰め寄り聞いていました。

公園で駆け回ったり、ショッピングに行ったり。

そんな日常が最近変わってきています。

息子は今年10歳。心も体も大きく成長しています。

その成長は喜ばしいことであると同時に、少し寂しさを覚える瞬間も増えました。

これまでなら、私たち親と一緒に出かけることを心待ちにしていたのに、

今は友達との予定を優先することが増えました。

先日、祝日前日のことでした。

夫が「せっかくだから、明日どこか遊びに行く?」と息子に声をかけました。

少し考え、はっきりと「いや、いいわ。」と答えたのです。

夫は、一瞬言葉を失い、寂しそうな顔をしていました。

休日はほぼ1日中ゴロゴロしている夫に、

息子は「楽しくない」と感じることが増えていて、

一緒に休日を過ごすということを避けることが増えている印象です。

息子は、私にはまだ甘えてくることが多いです。

学校であったこと、友達のこと、くだらない冗談。

毎日、色々な話をしてくれます。

休みの日は一緒にどこかに行こうと言います。

ですが、思春期に入ってくると、

このような変化が更に進んでいくのだろうと思います。

そうなると、私自身もやはりショックを受けると思います。

子育てには「終わり」がある。

それは頭では理解しているつもりですが、

こうして目の前の現実として迫ってくると、胸にじんわりとした痛みが広がります。

ミニマルな暮らし。

このライフスタイルを選んだ背景には、物を減らし、無駄をなくすことで、

本当に大切なものに時間とお金を使いたいという強い想いがあります。

それは、自分の健康であり、何よりも家族との時間です。

「今」をしっかりと感じなければ、きっと私は後で後悔する。

そう思うと、日々の何気ない会話や、一緒に過ごす短い時間さえも、

以前とは違う、重みを持って感じられるようになりました。

息子の野球の練習に付き合ったり、

一緒に料理をしたり、時にはくだらないことで笑い合ったり。

そんな小さなことが、「今」を感じる幸せなのだと思います。

息子が自分の世界を広げ、自立していくことは、親として喜ばしいことです。

でも、その過程で、家族との温かい繋がりが薄れてしまうのは、やはり寂しい。

だからこそ、私は「今」を大切に生きたいと思っています。

エコな暮らしも大切です。

それは、未来の地球のため。

子どもたちが大きくなっても住みやすい環境でいてほしい。

だからミニマルな暮らしとエコな暮らしは両方一緒にしたい。

息子がいつか完全に親離れしてしまう日も来るでしょう。

夫との関係も、これから様々な変化を迎えるでしょう。

それでも、今のこの瞬間を大切に生きることに注力したい。

10歳を迎える息子との時間。

それは、私にとって、二度と戻らない貴重な宝物です。

だからこそ、私は今を大切に、

家族との時間を丁寧に紡いでいきたいと心から願っています。